社会全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、ビジネスシーンはもちろん、学校・教育現場の基盤としても ICT(Information and Communication Technology / 情報通信技術)は必要不可欠な存在になりつつあります。
しかし、日本の教育現場でのICT化はあまり進んでいるとはいえず、世界各国に比べて遅れをとっている状態でした。そのような社会的背景を踏まえ、日本でも「GIGAスクール構想」に基づき、児童生徒に1人1台の端末活用や1人1アカウントの付与・教育用クラウドアプリ環境の整備が行われ、教育のICT化が大きく推進されました。整備の基盤として大きく貢献したのが「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」です。
本書では、「GIGAスクール構想」によるICT環境のセキュリティに対して、今後の方向性や派生して考えるべき項目を大幅に整理・追加した、令和4年3月版について解説します。
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