企業が取り組むべきセキュリティ対策とは?情報漏えいなどのリスクに備える

 2021.05.21  クラウドセキュリティチャネル

現代社会で事業に取り組む企業は、セキュリティ対策にも注力しなくてはなりません。誰もがインターネットを利用する時代となり、以前に比べて、さまざまなセキュリティのリスクが考えられるからです。

本記事では、企業によるセキュリティ対策の考えられるリスクや重要性、具体的な対策について解説します。

企業がセキュリティ対策に取り組む重要性

企業が安定して事業活動を続け、利益を生み出し続けるにはセキュリティ対策が重要です。対策がずさんでは、社内の機密情報や顧客情報などが悪意を持つ第三者に奪われてしまい、企業としての信頼を失ってしまう恐れがあるからです。

誰もが当たり前にインターネットを利用する時代だからこそ、企業はセキュリティ対策に力を入れなくてはなりません。オンラインを介して、外部からどのような攻撃を受けるかわからないからです。ひと昔前にはなかった、さまざまなリスクが存在することを、経営者や担当者は認識する必要があります。

適切な対策ができていないと、外部からの攻撃だけではなく内部から情報が漏れる恐れもあります。従業員によるメールの誤送信やデータを保存してあるメディアの紛失、機密情報へのアクセスによる不正など、さまざまなリスクが考えられます。

対策をしないままでは、さまざまなリスクに直面し、取引先や顧客の信用を失ってしまうかもしれません。事業を継続が難しくなり、最悪倒産の可能性も否定できません。このような事態を招かないよう、適切な対策を行わなければなりません。

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企業が注意すべきセキュリティリスク・トラブルの例

具体的にどのようなリスクやトラブルが考えられるのか、把握しておかないと対策の重要性を理解できないかもしれません。以下、よくあるセキュリティリスクやトラブルをピックアップしました。

情報の漏えい

もっとも懸念すべきリスクの1つが、情報の漏えいです。企業にとって情報は一種の資産であるため、それを外部に奪われるのは大きなダメージであると言えるでしょう。

例えば、顧客の情報が外部に漏れたとしましょう。個人情報の保護が叫ばれる世の中において、このようなことが起きてしまうと、企業は高い確率でバッシングに遭います。SNSで「あの会社はセキュリティリスクの認識が甘い」と拡散されてしまうかもしれません。

情報の漏えいが起きる理由はさまざまです。外部からの不正アクセスやウイルスへの感染などが代表的です。しかし、組織内部の人間が原因で生じるケースも少なくありません。メールの誤送信といったミスや、通信機器の私的利用による情報の流出などが考えられます。

不正アクセスの発生

アクセス権限をもたない者による不正アクセスも、さまざまなトラブルを招きます。企業のデータベースにアクセスされると、大切な情報を奪われてしまう恐れがあります。

不正アクセスの手口はさまざまですが、よく知られているのは不正ログインです。IDやパスワードを入手し、本来のユーザーになりすましてログインするのです。IDやパスワードを入手するのに、フィッシングと呼ばれる手口が用いられるケースも少なくありません。

不正アクセスの目的はいくつか考えられ、情報の入手以外ではシステムの改ざんや破壊が考えられます。また、別のシステムやネットワークへ攻撃するため、踏み台としてアクセスされることもあります。

マルウェアの被害

悪意のあるプログラムやソフトなどのことを、マルウェアと呼びます。ウイルス以外にもワームやスパイウェア、トロイの木馬などがよく知られています。ソフトやアプリのインストール、メールの添付ファイル、ネットワーク経由など、さまざまなところから侵入し、被害をもたらす厄介な存在です。

感染に伴う被害もさまざまです。業務に使用しているパソコンやタブレット端末などのデバイス、システムが被害を受ける、ファイルが改ざんされる、情報が抜き取られるなどが考えられます。
感染によりシステムが停止してしまうことも考えられ、このケースでは通常通りの業務を行えなくなる恐れがあります。また、勝手に外部と通信を行われる可能性もあり、情報が漏れる、取引先や顧客に迷惑をかけるといったことも起こりえるのです。

Webサイトの改ざん

現代社会でビジネスを行う企業の多くが、自社のWebサイトを開設し運営しています。企業によっては、集客のメインにWebサイトを活用しているケースもあり、Webマーケティングにおいて自社サイトは重要なウエイトを占めています。

不十分な対策では、自社サイトが改ざんされてしまう恐れもあるため、注意が必要です。自社サイトで商品を販売している場合、振込先の情報などを改ざんされると、金銭を詐取されてしまいます。

さらに、自社サイトにウイルスを埋め込まれてしまう恐れすらあります。埋め込まれたウイルスにより、顧客情報を抜き取られてしまうかもしれません。サイトが重くなる、通常通り使えなくなるといったことも考えられるでしょう。

企業が取り組むべきセキュリティ対策とは

さまざまなリスクが企業を取り巻いていますが、今後具体的にどのような対策を行うべきなのでしょうか。社内統制や対策ツールの導入、適切な情報管理などやるべきことはたくさんあります。徹底した対策を施し、脅威から組織を守りましょう。

社内の統制

セキュリティポリシーやルールの策定を進めましょう。基本的な方針や取り組み方を策定し、具体的なルールも決めます。例えば、社内のパソコンや文書を社外に持ち出さない、決められた外部サービスや回線以外は利用しないなどが挙げられます。

業務におけるルールだけではなく、仕事で使用する機器や文書などの廃棄に関しても考えなくてはなりません。万が一、デバイスや文書に機密性の高い情報が残っていた場合、第三者の手に渡って情報が漏れる恐れもあるからです。

また、従業員への周知や教育も徹底しましょう。ルールを定めても、従業員のセキュリティリテラシーが低いままでは、さまざまなリスクを招く恐れがあります。定期的に教育の機会を設け、繰り返し周知することが大切です。

対策ツールの導入

マルウェアへの感染を回避するため、対策ソフトやファイヤーウォールの導入を検討しましょう。対策ソフトには無料・安価なものもありますが、機能や信頼性を考えるとおすすめできません。信頼あるメーカーがリリースしている、機能性に優れたツールを導入しましょう。

また、ツールは導入して、それでおしまいではありません。マルウェアは日々進化しているため、導入時は感染を防げても、いずれ被害を受ける恐れがあります。このような事態を招かぬよう、対策ツールは常に最新のバージョンで使用することを心がけましょう。

対策ツールをアップデートしたのであれば、できるだけ早い段階でOSもバージョンアップを試みてください。OSが古いままでは、アップデートしたツールに対応できない可能性があるため、OSのバージョン情報も定期的にチェックしましょう。

情報の適切な管理

情報の管理がずさんでは、外部への流出を招く恐れがあります。顧客データや機密性の高い情報は、外部に漏れないよう適切かつ厳重に管理しなくてはなりません。

業務に使用しているパソコンやタブレット端末などに、ロックをかけている方は多いと思いますが、これだけでは不十分です。業務中に少し席を外したとき、悪意を持つ第三者がデータを持ち出す、内容を改ざんするといったリスクが考えられます。

ロックは端末だけではなく、ファイルやフォルダまでかけると安心です。情報を保存しているメディアを紛失する、盗難に遭うといったリスクも考えられるため、安全に保管できる場所の確保も考えましょう。

認証の強化

パスワードを設定するのはもちろんですが、すぐ見破られてしまうようでは意味がありません。規則性のないパスワードを設定し、関係者以外に漏れないよう管理にも注意する必要があります。

一般的なパスワード設定だけでなく、より強力な認証方法も検討しましょう。例えば、ワンタイムパスワードの導入は有効な対策の1つです。短いスパンで次々とパスワードが変更するタイプなら、有効な時間が限られているため強力な不正ログイン対策効果が見込めるでしょう。

働き方改革の推進により、現在では多くの企業が多様な働き方に対応しようとしています。今後、在宅勤務やモバイルワークの導入も考えるなら、なおさら外部からの認証方法強化は必須と言えるでしょう。

リモートワークの場合、管理の目は行き届きにくくなり、従業員が誰と接触するかもわかりません。常にセキュリティ上のリスクがつきまとうため、強力な認証方法を導入する必要があります。

脆弱性の解消

システムやソフトウェアに脆弱性が発生してしまうと、そこから攻撃されてしまう恐れがあります。こうしたリスクを回避するには、セキュリティパッチの適用が対策として挙げられます。

セキュリティパッチは、システムやソフトに弱点が見つかったときに補修するためのプログラムです。弱点やバグなどが発見されると、ベンダーからリリースされるケースが多いため、こまめに情報をチェックしましょう。また、OSやソフトウェアの新たなバージョンがリリースされているのであれば、随時アップデートすることも大切です。

トラブル発生時の準備

防止策を打ち出すのは大切なことですが、いざトラブルが起きたときに対応できなくては意味がありません。机上の空論とならないよう、実際にトラブルが発生したときに、適切な対処ができるよう準備をしておきましょう。

従業員へきちんと教育を行っている場合でも、実際に対応できるかどうかを上層部や管理者は把握しておかねばなりません。トラブルが起きたことを想定し、予行演習をしてみるのもよいです。

問題が発生したとき、具体的にどのような行動を取るべきなのか、マニュアル化しておくのも1つの手です。一連のフローをマニュアルにしておけば、いざというときも慌てず適切な対処ができるでしょう。

まとめ

適切なセキュリティ対策ができていないと、情報漏えいやWebサイトの改ざんなど、企業はさまざまな被害を受ける恐れがあります。取引先や顧客の信頼を失い、甚大なダメージを受ける恐れもあるため、セキュリティ対策にはしっかりと力を入れましょう。

今や多くの企業で多数のクラウドサービスを利用し、在宅勤務やリモートワークなど働き方も多様化しています。その為社員にとっての利便性を保ちながら適切なセキュリティ対策を実施しる必要性が高まっています。

HENNGE Oneでは、多要素認証やアクセス制限、メールセキュリティなど、企業に求められるセキュリティ対策を包括的にサポートしています。この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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